navigation il mare ライナーノーツ Tr.01 il mare -prologue- / 風神少女(東方文花帖)  Arrange : ハム タイトル1曲目ということで、ジャケットの雰囲気をそのままに風神少女でイメージを掴み… といこうとして、一番最初に手を付け始めた曲が一番最後にできました。 自分の中では、夏といったらピアノなので自然とこういう形になりました。 原曲をどうとか構成がどうとかよりも、雰囲気重視で。 風神少女はアレンジが難しい原曲の1つです…。(ハム) Tr.02 サボタージュ日和 / 彼岸帰航 ~ Riverside View(東方花映塚)  Arrange : だ, マンダリン Guitar, Bandolim: だ この企画が立ち上がる前に、ARIAっぽいアレンジできないかなーとバンドリンを弾いていたら浮かんできた曲です。 しかし、できたのはAパートだけで、なかなかアレンジが進まず…。 最終的には一度マンダリンさんに丸投げして、Bパート以降の展開を考えてもらい、 再度調整する形で完成に漕ぎ着けた難産曲でもありました。 オマージュの元ネタがわかりやすい曲なので、2曲目のつかみとして収録。(だ) Tr.03 水泡 / 芥川龍之介の河童 ~ Candid Friend(東方風神録)  Arrange : ハム, だ Guitar, Bandolim: だ このCDを作るうえで、3人のアレンジャー揃って渋谷の某カラオケでひきこもって 楽器弾き合って案出しをしてたときに、一番すんなりと出たアレンジです。 途中何度もアレンジ中にメロディでチルノが邪魔してきたり、困難はありましたが、 ださんのアコギ、バンドリンとうまく自分の手癖を混ぜられたかなーとお気に入りの1曲。(ハム) Tr.04 間抜けな水上バス / Arrange : マンダリン Guitar, Bandolim: だ  Romantic Children(東方怪綺談) 別にマーガトロイドさんとキャロルちゃんをかけているわけではなく 単純にのんきな夏の日をイメージしました。 結構原曲を崩したマーチングっぽいパートと流れる水のように掛け合う2部構成です。 オマージュ元もバレバレですね。聴いたことある人はニヤリとするはず…!(マンダリン) Tr.05 Interlude / Original  Compose : ハム つなぎ目の曲になります。これより前は午前中とかお昼までのイメージ、 これより後の曲は午後から夕方、夜にかけてのイメージの楽曲になります。 言い方を変えればおひるごはん?もしくはシエスタ?あえてのオリジナル曲です。 繋ぎとはいいつつも、ちゃんと曲単体でも聴けるものにして、 音の要素として前半と後半の中間をいくようなものを選びました。 原曲のないオリジナル要素のみの楽曲のためサラっとできました。(ハム) Tr.06 逃げ水の夜光鈴 / 遠野幻想物語(東方妖々夢)  Arrange : マンダリン Guitar, Bandolim : だ 参考にしたエピソードは言わずもがな。ケット・チェン。 逃げ水とは夏の気象現象で蜃気楼のような、遠くに水があるように見える現象のことです。 水が無いのに地面が濡れているように見え、いくら追いかけても追いつくことが出来ません。 この曲では木の実の殻などを鳴らしたサンプリング素材を色々弄って水音のようにし、 本物の水ではない逃げ水を表現しました。 後半のアンニュイなパートは逃げ水に誘われて迷い込んだカフェですね。 夜光鈴を貰って元の世界に戻れるといいですね。 ギターパートはださんが素敵に手を加えてくれて昼下がりな空気感になりました!(マンダリン) Tr.07 アイスカフェラテ / 上海紅茶館 ~ Chinese Tea(東方紅魔郷)  Arrange, Guitar, Bandolim : だ サンマルコ広場にあるカフェラテ発祥の店カフェフロリアンにちなんだ曲です。 真夏の昼下がりに、アイスカフェラテはいかがですか? というイメージで、ボッサ風にアレンジしてみました。 ソロパート前のバンドリンのトレモロの響きと、氷のSEが涼しげです。(だ) Tr.08 この素敵な時間を大切に / 神々が恋した幻想郷(東方風神録)  Arrange : マンダリン Guitar, Bandolim : だ 題吊からバレますね。お察しください。 この曲は他の曲よりは少し穏やかに、かつ涼しげな曲を目指しました。 ピアノの空気感にかなり四苦八苦しましたがなかなか個性が出たかと思います。 作っていた当初は曲順までは意識していませんでしたが丁度良く夕方ぐらいの雰囲気に なったかなぁと思っています。(マンダリン) Tr.09 月夜の潮騒 / 厄神様の通り道 ~ Dark Road(東方風神録)  Arrange : マンダリン Guitar : だ デモが上がってくる段階で割と明るめの曲が多かったので、一曲ぐらいちょっと暗めの 曲がほしいなぁと思いアレンジにとりかかりました。 当初はここまで色っぽくなかったのですが前半パートをださんがルバートで引いてくれたため とても色っぽくそして妖しい雰囲気に仕上がりました。 ここまで感情豊かな曲になるとは思わず、うまく噛みあい本当にいい曲に仕上がったと思います。(マンダリン) 雛への愛を込めて弾きました(だ) Tr.10 小さな日傘と赤いスカーフ / 亡き王女の為のセプテット(東方紅魔郷)  Arrange : ハム ここでちょっとしんみり来るようなのを1曲。 これはウチで足りない音源の質やら何やらを必死に弄りつつ、PCスペックと戦いながら ちまちま作った覚えがあります。自分の担当曲の中では一番時間かかったかも。 各所の反応を見てると、この曲でうっとりほろりと来た方が少なからず居るようで嬉しい限りです。  「咲夜も上老上死になってみない?そうすればずっと一緒にいられるよ《  「私は一生死ぬ人間ですよ。大丈夫、生きている間は一緒にいますから《 永夜抄での、この二人の会話が大好きです。そんな曲かもしれない。(ハム) Tr.11 今日から明日へのグラデーション / 明日ハレの日、ケの昨日(東方風神録)  Arrange だ, ハム Guitar : だ PianoPrograming : ハム 西の空が夕焼けに染まるとき、東の空は夜が降りてきます。 ジャケットの内側を見て、高校の帰り道で見上げたグラデーションを思い出しました。 そのグラデーションのように…というわけではないですが、 CDmEm…Gとダイアトニックコードでシフトしていくネタを暖めていて、 仮打ちのmidiをハムさんに弾き直してもらったのがベースとなっています。 ハムさんと何度かやりとりしながら作ったので、お互いの成分がいい感じに混ざっていると思います。(だ) Tr.12 Navigation -epiloge- / 天狗の手帖 ~ Mysterious Note(東方文花帖)  Arrange : マンダリン 1曲目の「il mare -prologue-《を受けて、基本波音とピアノだけでシンプルに。 直前の曲あたりで幻想郷と海の、有るはずのない交わりが最高潮に達し、この曲は最後を締めるクールダウンです。 最後なのにあえてNavigationなのは聞き終わりケースを閉じた時、海の無い幻想郷にNavigationされる為です。 また、本物の海をサンプリングした他の曲と違いこの曲はオーシャンドラムという波の音が鳴る楽器を用い、 本物ではない海を表現しています。(マンダリン)